(1)　別表第1に掲げる標準的な職務内容は、校務の中で主として事務職員が担う職務の範囲を示したものであること。なお、業務の内容によっては、管理職、教職員等と連携及び協働しながら担う内容も含まれること。

(2)　別表第2に掲げる積極的に参画する職務内容は、事務職員が他の教職員との適切な業務の連携及び分担のもと、その専門性を生かして、積極的に参画することが望ましい職務内容を示したものであること。なお、校長が校務分掌に位置付ける場合には、事務職員の職務段階及び経験年数並びに学校規模、地域等の実情を踏まえること。

(3)　標準的な職務内容を参考に、校務分掌を定めるものとし、事務職員が職務を行うに当たっては、校務分掌に基づき事務職員と他の教職員間で適切に役割が分担されるとともに、専門スタッフ、外部人材等との分担、連携、協働等が推進されるよう努めること。

(4)　標準的な職務内容に具体的な職務として掲げていない職務であっても、事務職員の職務段階及び経験年数並びに学校規模、地域等の実情に応じて事務職員が担うことが必要であると校長が認める職務については、校務分掌に位置付けることができる。その場合にあっては、標準的な職務内容に具体的な職務として掲げている職務を整理し、及び精選したうえで、実施すること。

(5)　事務職員が、学校組織で唯一の総務、財務等に通じる専門性を生かし、他の教職員との適切な業務の連携及び分担のもと、より主体的及び積極的に校務運営に参画することができる組織体制を目指すこと。